【先生の新年度準備】環境変化に飲まれない「地図」と「取説」のつくり方。


【先生の新年度準備】環境変化に飲まれない「地図」と「取説」のつくり方。

先生の働き方を「らしさ」で再設計するライフコーチの蒼井櫻子です。



いよいよ新年度の準備が始まりましたね。
毎日、本当にお疲れ様です。



今、どんなお気持ちでしょうか?



期待が膨らんでいる先生もいれば
異動や担当変更でソワソワしている方。



「えっ、あの人と組むの……?」と不安を感じている方もいらっしゃるはず。



あるいは、新しい職場の非効率さに、すでに「イラッ・モヤッ」が始まっている方もいるかもしれません。



「あぁ、前の学校の方がよかったわ…」



そんなふうに比較して、ネガティブな気持ちを膨らませていませんか?



今日は、新しい1年を自分らしく始めるために、自身をすり減らすことなくできるかぎり穏やかに過ごす考え方をお伝えします。

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「比較してしまう自分」をまずは受容する。


まず大前提として、「比べてしまう自分」を否定せずに受け容れてください。



人間には【皮肉なリバウンド効果】という認知バイアスがあるそうです。「比べちゃダメだ」と思うほど、脳は「比べてないよね?」とモニタリングを強化するあまり、余計に比較してしまいます。



「シロクマのことを考えないでください」と言われると、逆に頭から離れなくなるという話と同じです。



最近の私の話でいうと、ジムの駐車場に入るときにヒヤヒヤする思いがします。
短い腕で何とか駐車券を取りたいわけですから、発券機にギリギリで車を近づけるんですね。



じりじりと近寄りながら「こすらないように、こすらないように…」と慎重になると、サイドミラーをぶつけそうになって「危なッ」となります。



(「サイドミラーと発券機の間を何センチくらいにしよう」と狙ってやると、結果は同じになったとしても落ち着き具合が違いますよね)



本題に戻りますと…
比べてしまったときは「あ、今比較したわ」と心の中で受け止めるだけでOK。



「前の学校のこと、結構好きだったんだのかもね」
「あそこで本当によく頑張ったよね」

――と、自分を労ってもいいかもしれません。


【職場が変わった先生】攻略法は「地図」を描くこと。


新しい環境にいくと「なんでこんなに効率が悪いの?」「こりゃ謎ルールだな」と気になる点が出てくるものです。



そんな時に試してほしいのが、『地図を作る』という感覚です。
地図を作るとき、目の前に大きな山があっても「邪魔だなぁ」と怒る人はいないはず。



「ここに山があるのね」
「地形にそって川がこう流れているのか」



こんなふうに、ただ事実を把握していきますよね。
新しい職場も、同じように観察・分析してみてください。



  • 「ここに印刷室があるのね」

  • 「一見ムダに見えるシステムだけど、どんな背景があるのかな?」



そこにジャッジメント(良し悪しの判断や「私ならこうするのにな」という評価)はなくていいのです。



まずは把握に徹し、背景を考えてみる。



これだけで、余計なイライラをグッと減らすことができます。
改善案を出すのは、あなたがその環境に慣れてからで十分間に合います。


【人間関係の悩みへ】相手の「取説」を編纂する。


次は、人間関係の話。



相手に余計な反感を抱いてイライラしないために、失礼を承知で『相手の取扱説明書(取説)』を作ってみます。



新しい学年主任や同僚を、じっくり観察するんです。



  • 「この人は朝イチで自分の仕事を片付けたいタイプだな」

  • 「仕事に疲れてくると、おしゃべりになる仕様なんだな」

  • 「期限よりも機嫌を重視する人だな」



少し我が家の話をするのですが…

お掃除ロボのルンバは、よくソファの下で力尽きていますし、トカゲ(ペット)も、ケージから出すと、すぐにその辺で排便します。夫も、朝は寝ぼけていて会話になりません。


でも、「まぁ、君たちはそういう仕様だもんね」と分かれば腹は立たないわけです。



相手は自分ではないのですから、「同じであれよ」と期待・要求するのを手放す。それは同じ教員であっても、「ただ職業が同じなだけ」なのです。

「この人はこういう仕様(取説)なんだ」と認識することが、自分と相手の間に安全な境界線を引くということにつながります。


愚痴は「脳」にとって毒になる。


特に新年度準備が始まると、古巣の先生に連絡をとって「愚痴を言いたい!」と集まることもあるかもしれません。


でも、愚痴は言うほど逆効果。これはお説教じみた話ではありません。



愚痴を言っていると、その腹の立つシーンを思い出しますよね。
脳は、もう一度むかつきを体験することになり、嫌なことが2回起こったと認識しちゃうんだそうです。



また、怒りをサンドバッグを殴るなどして発散するとより攻撃的になりますが、静かに座っていると怒りが早く消えるという研究もあるんだとか(ブッシュマン, 2002年)。



最初の「イラッ」は防ぐことができませんが、そこから先の処し方は、自分で決めることができます。「地図」や「取説」として静かに処理するのが、自分の心を一番守る方法だと思うんですね。


自分でハンドルを握る1年に。


新年度、一番大切なのは「ハンドルを自分で握っている」という感覚(自己効力感)を持つことです。



もし今、「一人では地図も描けないし、取説を作る余裕もない…」「そんな冷静になれるなら苦労しないんだけどな」と不安を感じているなら、一緒に作戦会議をしませんか?



【4/5(日)予約締切:私らしい働き方 再構築セッション】



昨年度の働き方で削ぎ落としたいこと、そして新しい環境でどう自分を守りながら動くか?あなた専用の働き方の骨組みをでじっくりつくる時間です。



60分×2回のセットですが、1回でも歓迎です。
「流されるままの1年」にしたくない方は、こちらからご予約をお急ぎくださいね。


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