「手帳を使いこなせば、この忙しさから抜け出せるはず」
そう信じて、日々ToDoリストを埋め、必死に自分を律している先生も多いのではないでしょうか。
今まで、たくさんの【先生の手帳】を拝見してきました。私自身、クライアントさまの手帳を添削し、一緒に計画を立てるサポートを続けています。
実際にプランニングを整えることで、このような変化を遂げた先生方がたくさんいらっしゃいます。
残業時間が4割減った、土日のサービス残業がなくなった
ご自身のアイディアで効率化し、退勤を1.5時間早めた
先の見通しができるようになって、心に余裕ができた
仕事時間をコントロールできるという自信がついた
罪悪感なく年休をとれるようになり、同僚の欠勤に妬むことがなくなった
これらは素晴らしい変化です。でも、あえてお伝えしたいことがあります。
実は、手帳を書くという「行動」だけでは、本当の意味で自分を救うことはできません。
なぜなら、私がお伝えしている本質は、手帳の書き方そのものではなく、その先にある「自己理解・自己受容」と「自分らしさの活用」だからです。
「もっと頑張らなきゃ」と手帳にタスクを詰め込むのではなく、手帳を通して「今の自分」を認め、無理のない働き方を選び直していく。スキルの向上だけで終わらせない、自分を大切にするためのアプローチが、心からの余裕を生み出す鍵になります。
ここで少し、私の話をさせてください。
かつての私は、1日16時間勤務を続ける毎日を送っていました。その結果、職員室で倒れるという事態を招き、重い鬱が発覚して休職。それを機に、手帳を使って働き方を見直す決意をしました。
しかし、そこから「本当の意味で」自分を取り戻すまでには、非常に長い年月を要しました。
目標時刻に退勤できるまで5年。
16時台の退勤が当たり前になるまでには、9年。
この間、鬱の悪化や再発、さらには手術など、心身ともにボロボロになりながらの試行錯誤でした。今もなお、体に影響が残っているものもあります。
それでも、自分と向き合い続けたことで、調子のよい時期には留学やコーチング資格の取得など、自分の「やりたい」に次々とGOサインを出せるようになりました。
何より大きな変化だったのは、「生徒への罪悪感」が解消されたことです。
自分自身が身を削りながら、生徒に「無理しないで」「やりたいことをやってみよう」と伝える矛盾。その言行不一致に苦しんでいた私が、ようやく本音で言葉をかけられるようになり、教員という仕事にのびのびと向き合えるようになったのです。
なぜ、これほどまでに時間がかかってしまったのか。それは、当時の私が「働きにくさの本当の原因」に気づけていなかったからでした。
私が9年という歳月をかけて気づいたのは、勤務時間の短縮も、行動力の向上も、根底にある取り組むべき課題は同じだということでした。
それが、【自己理解・自己受容・強みの活用】です。
私たちは無意識のうちに「何を信じ、どんな考え方で生きるか」というフィルターを通して世界を見ています。これは信念、あるいは「べき・ねば」という思考の癖、処世術とも呼ばれます。
かつての私は、無意識にこんな信念を強く握りしめていました。
「相手に気持ちを伝えたいなら、手間暇をかけるべきだ」
「教員は、生徒のために自分の生活を犠牲にするものだ」
「女性は、子育てを生きがいにすべきだ(本当は仕事をしたいのに)」
こうした信念を持っている限り、無意識のうちに「自ら仕事を増やし、犠牲になる道」を選んでしまうのは、ある種、自然なことなのです。この内面が変わらないままでは、どれだけ手帳にタスクを書き出しても、優先順位の付け方も、世界の見え方も変わりません。
そして、これは私だけの問題ではありません。
多くの先生をサポートする中で確信したのは、この「思考の癖」こそが、教員の働きにくさを生み出している根源であるということです。
では、なぜ私たちは、これほどまでに自分を後回しにする信念を抱えてしまうのでしょうか。その背景には、多くの先生が共通して歩んできた道のりがあるのです。
「教員の働きにくさ」の背景には、制度や環境の問題とは別に、個人の思考の癖が密接に関わっています。
特に、子ども時代から「いい子」として周囲の期待に応えてきた先生は、【生きづらさから来る働きにくさ】を抱えているケースが少なくありません。
常に世間や他者の「正解」を探り当てることに長けてきた結果、自分の本音に鈍感になってしまう。こうした傾向がある方は、他者貢献や自己犠牲が賛美される環境において、自分を出すことに強いブレーキがかかります。その結果、無意識のうちに自身の健康や生活よりも、学校や学年を優先しすぎる選択を繰り返してしまうのです。
もし、あなたが書籍やSNSでメンタルハックや時短術、仕事術などの情報を熱心に集めているのに、どうしても実践に至らないのだとしたら…。
それはあなたの努力不足ではなく、原因がこうした潜在的な「思考の癖」にあるからだと考えられます。
どれほど優れたノウハウを手に入れても、心の奥底にある「自分を後回しにしなければならない」というブレーキがかかったままでは、アクセルを踏むことはできません。小手先の技術が通用しないのは、こうした根深い部分が行動を制限しているからなのです。
「書いている自分の考え方が変わらない限り、タスクの量は減らない」
手帳難民だった私が、その本質に気づいたのは、あらゆるノウハウを試し尽くした後でした。
正直に申し上げますと、気づいてからの方が「きつさ」もありました。なぜなら、これまでの自分を疑い、時には否定するような作業になるからです。一人で自分を俯瞰するには限界があり、私自身、停滞や回り道を繰り返してきました。
私は一人で試行錯誤したため、現実を変えるのに9年かかりましたが、その遠回りで得たエッセンスを凝縮して伝えているので、皆さんはもっと早く、着実に変化できます。早い方であれば、2ヶ月ほどで手応えを感じ始めます。
現在、私が行っているのは、単なる手帳術の伝授ではありません。「選びなおした基準」に沿って、「現実の行動」を変容させる伴走です。
そのため、セッションの内容は多岐にわたります。
手帳を使って、目先の1週間から学期全体まで「見通し」を持てるようにするプランニングのサポート
職員室の人間関係や家族関係の悩み、あるいはデスク周りのレイアウトづくり
思考の癖そのものとじっくり向き合い、心を癒していく時間
手帳の話を一切しない回もあります。扱うテーマは、クライアントさまが設定したゴールによって決まりますが、すべては「ご自身の思考の癖や特性とどう付き合っていくか」という地道な検証です。
その検証と記録に、手帳というツールを活用することもあります。日々の一歩を記録し、振り返ることで、確実な変容へと導いていく。そうして自分を取り戻した先生方の姿を、次にご紹介します。
私がお会いする先生方は、皆さん本当に真面目で、責任感が強く、子どもたち・生徒たちのために…と一生懸命な方ばかりです。
「思考の癖」を紐解き、自分自身の特性に合った付き合い方を見つけていく過程は、一人では決して容易ではありません。しかし、伴走者がいることで、これまでどうしても超えられなかった壁を、軽やかに、あるいは着実に乗り越えていくことができます。
実際に、自分らしく穏やかな毎日を取り戻された先生方の声をご紹介します。
実用書を読み漁っても分からない「わたしの」働き方改革の取り組みを一緒に考えていただける。取り組もうと決めたことをフォローし、応援して、共に振り返って頂き、PDCAサイクルを伴走してもらえる。(50代・小学校)
一人では続かないプランも、あおいさんがラインをくれたりセッションをまとめたシートを送ってくださったりするので、一緒にがんばれる。(30代・小学校)
最初はこのまま教員を続けていていいのか、変わるために何か行動しないといけないのでは…という焦りとモヤモヤがありました。ですが、セッションを続ける中で自分が大切にしたいことがクリアになっていき、ブレない自分の軸が少しずつできていったように思います。(30代・高校)
セッションが進むにつれて自分の強みが見えてきたことが大きな変化です。自分には何も強みがないと長年悩んできましたが、強みが分かってきたことで安心感を得られました。すぐに人と比べて落ち込んでいましたが、今は良い意味で割り切って、自分のままで頑張ってみようと思えるようになりました。(30代・高校)
自分に合った働き方を見つけられ、確立できた。自分のメンタルの浮き沈みのペースに気付けた。メッセージで定期的に声をかけていただけたので、自分の決めたことを実践する意欲を続けることができた。(40代・小学校)
自分の中に「こうでなければならない」という思考の癖があることに気づけました。自分がどうしたいのか、自分はそのときどんな感情なのか、自分の感情や考え方に向き合うことができた1年間でした。そのおかげで、怒りまくっている日が減りましたし、穏やかに子供達と向き合えるようになりました。そして、何かを他人のせいにしなくなりました。困ったときには、困ってるんです…を言えるようになったことも大きいです。(40代・小学校)
「もう、今の働き方には限界を感じている」
「でも、どうすればいいのか分からない」
そう感じているのなら、もう一人で抱え込まなくて大丈夫です。
あなたが先生として、そして一人の人間として、のびのびと穏やかに笑える毎日を、私は全力でサポートいたします。
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