なぜ手帳に書いた計画が崩れてしまうのか?認知バイアスを乗り越える時間管理術。


なぜ手帳に書いた計画が崩れてしまうのか?認知バイアスを乗り越える時間管理術。

こんにちは。
先生の働き方を「らしさ」で再設計する 教員専門ライフコーチの蒼井櫻子です。



仕事柄、先生方の手帳を添削したり、計画の“参謀”のような役割をしたりすることが多い私。



手帳を書いているのに、その通りに進まないんですよね(;^_^A



というお悩みに対して、詳しくお話を伺っていくといくつか共通点があるなと感じます。もちろん、それは私自身も経験してきたことだし、今でも注意していることなんです。



もし読者のあなたが、同じようなお悩みを抱えているなら、今回の記事がヒントになるはず。



▼こんな方におすすめ

  • 手帳に予定を詰め込みがちで、自分を責めてしまう

  • 計画を立てると、やった気になって満足してしまう

  • 仕事を短縮したいのに、時間が足りなくなってしまう



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❔計画を狂わせる「2つの認知バイアス」


手帳に予定や計画を書くとき、脳は無意識にある偏ったものの見方(バイアス)をしているんですが、代表的なものが次の2つ。

① 計画錯誤―人は願望で計画を立てる―


1つ目は「人は自分の作業時間を正確に見積もることができない」という脳のバグです。



どうしても「これくらいで終わらせたい」という願望込みで計画を立ててしまうのが人間っていうもんなんですね…(;^_^A



「体調が万全で、トラブルが起きなくて、誰からも電話がかかってこなくて、〇〇先生に話しかけられなくて、資料がサッと見つかって、すぐにアイデアが湧いてくれば……30分で終わります!」



…って、心当たりがありませんか?



でも、実際の学校現場でそんな完璧な状況はあり得ない(笑)。



本当は1時間、あるいは1時間半かかることだってある。それなのに、30分でできなかった自分を「なんてダメなんだ」と責めるのは筋違いなんです。



「だって、30分でやるしかないんだもん!」って思っても、残念ながら私たちの体に技術革新は起きません( ;∀;)



時間を短縮したいなら、自分を追い込んではダメです。
やり方を変えるか、ゴールの位置を手前に動かすしかないのです。



② 流暢性バイアス―キレイな計画がつくれると、できた気になるー


2つ目は「細分化してきれいにスムーズにいきそうな計画が立てられると、まだ始まってもいないのにできた気になってしまう」という罠です。



あなたの学校に、よどみなくペラペラとしゃべる先生って、いませんか?



ただ、話し方が上手でスラスラと耳に入ってくるだけなのに、私たちの脳は「この人の言っていることはきっと正しい」と勘違いして、うっかり説得されてしまうんですよね。



これと同じことが計画でも起きます。



「いつ、どこで、何を、どんな手順でやるか、バッチリ決めたぞ!」と、達成感でいっぱいになって手帳を閉じる…。



本当にその通りに行けばいいのですが、現実はそう甘くありません。



私も先日、無料動画プレゼントの修正作業をしていたんです。最初は「言葉を変えて音声を吹き込むだけだから2時間でいけるわ」と思っていました。



ところが、始めてみたら「スライドの文字も直さなきゃダメじゃん!」と気づき、結局3時間かかりました。



学校でもよくあるはず。「これでいける!」と思ったら、必要な資料が見つからない、PCがフリーズした、プリンターが詰まった、急な対応が入った……。



どんなに美しく順序立てて計画を立てても、万全ではありません。それが普通なんです。「その通りに行ったらラッキー」くらいに考えておきましょう。



これらのバイアスを自覚しないまま、手帳に予定をギチギチに詰め込んでも、端っから破綻した計画。大幅にズレて自分のことが嫌になるだけです。



ただ自分をいじめて終わってしまい、何の意味もありません。
では、どうすればいいのでしょうか?


📖解決策:予測した時間の「2倍」を確保する


自分が「これくらいでできるかな」と思った時間の2倍(初めての作業なら3倍)を、最初からスケジュールとして確保してください。私のクライアントさんたちを見ていても、本当にピッタリ2倍かかります。



「でも、そんなにたっぷり時間をとっていられない!」と思いますよね。そこで必要になるのが、「自分のリアルなデータを集めること」です。



ピッタリ時間を当てることはできなくても、データを集めれば、時間を予測する精度をぐんと上げることができます。


🔍手帳を「データ収集」に使う


データを集める方法はとてもシンプル。

「手帳に、何時から何時まで実際に何をしていたか(ライフログ)」をただ書くだけです。



このとき、元から時間軸が印刷されている「バーチカル手帳」がめちゃくちゃ役に立ちます。なぜなら、時間軸が「この時間、あなた何してたの?」と問いかけてくるからです。



  • 「〇〇先生とおしゃべりしていた」

  • 「電話対応をしていた」

  • 「パソコンのフォルダ内を探し回っていた」

  • 「お弁当を食べていた」



手帳を開き忘れるという方は、デスクに開きっぱなしにするか、PCの下に敷くなどして、嫌でも目に入る場所において、とにかく記録を取ってみてください。



さらに、作業中に起きた「想定外のこと」や、自分が「考えていたこと」もメモしておきます。



「教材を作ろうとしたらデータが紛失していて探すのに15分かかった」
「〇〇先生のため息が聞こえてソワソワした。私何かしたかな?と考えた」



こうして記録が溜まっていくと「なぜ他の先生ならサクッとできることが、自分だと時間がかかるのか」の本当の理由が見えてきます。



実は周りの先生も、サクッとやっていない作業があるとわかったり、自分がどれだけタスクをぎゅうぎゅうに詰め込んでいたかが視覚的にわかったりします。



「理想の自分像」が人間業ではないことにも気づくかもしれません。



もちろん、これらは1週間やそこらで全てが分かるわけではありません。



漫画『Dr.STONE(ドクターストーン)』のように、一歩一歩、泥臭く着実に進めていくイメージです。この作業にショートカットはありません。



自分の作業の「かさ(ボリューム)」を正しく知り、タスクの数を間引いていくこと。



それが結局は、残業を減らして軽やかに働くための近道になります。その土台ができると細分化やAIの活用、本・SNSで収集した時短&段取りがグンと生きるようになります。



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「時間の使い方のクセがわからない」
「学期末の繁忙期を、残業を増やさず、予定通りに乗り越えたい!」



そんな風に、これからの計画づくりや手帳の使い方を一緒にブラッシュアップしたい先生。先を見通して、心に余裕を持ちながら夏を迎えたい先生。



現在、個別セッション(60分・無料)の受付を行っています。手帳を味方につけて、今年の夏休みはすっきりと晴れやかな気持ちで迎えませんか?



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