教員専門ライフコーチの蒼井櫻子です。
今日は、2025年の手帳生活を振り返って「これはやってよかった」と感じたことをシェアします。
私は教員時代、自己犠牲的な考え方や職場の人間関係を背景に、長時間勤務を続けた結果、重い鬱を長く患いました。
闘病中から、自分がなぜ働きすぎてしまうのか、その思考のクセを見直し、特性に合った業務の仕組み化・効率化に取り組んできました。
その結果、最終的には夕方4時台での退勤が叶いました。
このベースにあったのが、手帳を使ったプランニングです。
現在は、その方法を「先生のためのプランニング講座」として、マンツーマンでお伝えしています。
私がお伝えしているのは、定時退勤を絶対とする働き方ではありません。
仕事に充実感を持ちながら、心身の健康を最優先し、自分で決めた目標時刻に退勤するための手帳の使い方です。
定時退勤を目指す先生もいれば、17〜18時を目標にされる先生もいます。
大切なのは「自分に納得がいく、無理のないライン」を知っていることだと感じています。
この記事を…
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私が手帳を使ってやりたいことは、教員時代から変わってないんですね。
仕事を着実に進めること
心身の健康を管理すること
仕事を着実に進めるために意識しているのは、「無理のない計画を立てて、だいたい予定通りに進める」ことです。この「だいたい」という感覚が、実はとても大事。 完璧を目指しすぎると、計画は崩れやすくなりますからね。
そのためには
タスクのやり忘れを防ぐこと、
うっかり時間を溶かしてしまう瞬間に気づくこと。
そして、健康管理としては
睡眠時間、運動習慣、自分の時間の確保を意識しています。
私が使っているのはCITTA手帳。
30歳になる頃から、ずっと使い続けています。
2025年に試してよかったことの一つ目は、
ウィークリーページではなく、「見返し」と呼ばれるページを活用したことです。表紙と本編の間に挟まれている厚紙の部分ですね。
表紙側の見返しには、
仕事をするうえでの注意点や、自分へのアラートを書きました。
以前のライブでも紹介しましたが、ここには私の憲法5カ条(マイプリンシプル)が書いてあります。その下にさらに書き加えてみました。
例えば、
「完璧にやりたい!」と自分を追い詰めたら、完璧主義の出し方を見直す
焦りが出てきたら、あえて熟考する時間をもつ
泣けてくるほど辛くなったら、生理周期を確認する
もともとウィークリーに日記を書いているのですが、「これは今後も繰り返し起こりそうだな」と感じたことは、すぐ振り返れるように見返しに書き写しています。
裏表紙側の見返しには、人から言われた私の長所を書きました。
「自分をごまかさないのがいいと思う」
「エンピツで丁寧に描くように話すよね」
伝えてくれた人の名前も一緒に。
人に言われた嬉しい言葉は、いつ見返しても元気をもらえます。
もう一つは、ウィークリーページの使い方です。
バーチカルタイプのウィークリーは、ただでさえ狭いのですが、私はそれをさらに縦に2分割。
左側に「その日のプラン」、右側に「結果・実績」を書きます。
そうすると、
計画と現実のズレが一目で分かり、
翌週以降の計画がとても立てやすくなりました。
SNSの投稿ついでに、つい他の人の投稿を見て時間を溶かしたときも、
正直に「スマホ見た」と書きます。
小学生や中学生の頃、間違えた答えをこっそり消した経験、ありませんでしたか?
手帳でも同じことが起こりがちですが、それをなかったことにしない方が、自分のためになりますよね(;^_^A
それらは日記と一緒に、下段に書いています。
狭さがネックに感じる場合は、
略語を作ってしまうといいですよ。
私の場合は、
YouTube編集なら「YT(E)」(Eを〇で囲む)
作るならM、送るならS、確認ならC。
手帳は、自分が使いやすいように調整していくもの。
「自分専用の手帳」を育てていく感覚で、試してみてください。
年の切り替わり、学期の切り替わりは、
計画の立て方を見直す絶好のタイミングです。
新学期の授業計画や、学期全体の仕事を一気に整理したい方、
一人だと集中力やエネルギーが切れてしまう方は、
ぜひ一緒にプランニングしましょう。
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先生方が3か月の見通しを立てて、
時間と心に余裕をもちながら、
やりがいを感じる毎日を過ごせますように。
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