こんにちは。
先生の働き方を「らしさ」で再設計するライフコーチの蒼井櫻子です。
さて、今日のテーマは、多くの先生が悩む「仕事とプライベートの切り替え」についてです。
この記事は、特にこんな先生に向けてお届けします。
退勤した後も、仕事や生徒のことで頭がいっぱいになってしまう
家に着いても仕事の緊張感が抜けず、ONとOFFの切り替えができない
私は、こんなふうに自分のことを後回しにして、身を削って働き続けてきた学校の先生が、時間と心に余裕をもてるように「自分専用の働き方」を設計するサポートをしています。
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よく世間では「ONとOFFの切り替えがうまい人」になろうと言われますが、人間の心はそんなにシンプルな作りをしていませんよね。
完璧主義が特に強かった時は、電気をつけるスイッチのようにパチッと切り替えなきゃいけないと思っていました。
でも、今の私の感覚ではちょっと違うんですね。
スイッチというよりは「オーディオのミキサー」。複数のつまみを「にゅいーん」と上げ下げしながら、グラデーションで切り替えていくイメージです。
今回は、そのつまみを上手にコントロールするアイディアをお伝えします。手帳やtodoリストを活用して、仕事のモヤモヤを頭に残さない方法です。
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オンとオフが切り替わらない原因の1つに、心理学でいう「ツァイガルニク効果」があります。 これは「人はキリの悪い“やりかけの状態”のものほど、脳に記憶が残りやすい」という脳の特性のことです。
先生方にも、こんな心当たりはありませんか?
「今日起きたあのトラブル、明日以降どう対応しよう……」
「明日の朝イチで、〇〇先生にあの一件を伝えておかなきゃ」
こういう状態のとき、脳は「まだ区切りがついていない」「前進していない」と認識してしまいます。
その結果、帰宅してお風呂に入っているときも、ベッドに入った後も、頭の中はずっと「職員室にいる状態」が続いてしまう。
でも、ここから抜け出す解決策はシンプルです。
「手帳を使って、すべて脳の外に出してしまうこと」です。
日数のかかる重たいタスク(テスト作成や、学校行事の計画づくりなど)を手帳に書くときは、「日ごとの小さなタスク(小タスク)」に徹底的にバラしていきましょう。
全体としては完了していなくても、「今日やる分の小タスク」を決めておき、それさえクリアできれば、脳は「今日の分は完了した!着実に前進している」と認識して安心します。
実は私も最近、新しくプレゼントする無料動画を作っていたのですが、3週間のプランを立てて、予定より1日早く完了しました。
一番時間がかかる原稿作成には「1週間はかかるだろう」と長めに予測を立てて、手帳に「今日は修正5分の1をやる」という風に小分けにして書いておきました。
不慣れな作業ほど時間は長めに見積もるのが鉄則です。普段なら予測の2倍、ほとんどやったことがない不慣れな作業なら3倍の時間枠を取ります。
そうすると、終業時刻(目標時刻)に近づいたときに「よし、今日の5分の1は終わったぞ。今日もよく頑張った!」と、爽快感を持って仕事を終えられるようになります。
より確実に分けたい場合、「結論を書き終える日」、翌日は「根拠を羅列する日」というように、ブロックに分けて進めるのがコツです。
もし、夕方になって突発的な不安やアイデアが湧いたときも、手帳やノート、最悪スマホのメモでも録音でもいいので、とにかくその場で「外に出す」ようにしましょう。
「出勤したら〇〇先生に声をかける、お詫びする」
という小さな行動すらもタスクにして書き出しておけば、脳は「よし、あとは明日手帳を見ればいいや」と安心して休むことができるようになります。
ツァイガルニク効果とは別に「ただ単に気持ちのメリハリがつかない」という人は、「儀式」を導入するのがおすすめです。
私が教員時代に、仕事モードのつまみを下げるためにやっていた儀式をご紹介します。
帰る15分前にデスクの片づけを始める
お気に入りのPodcastを聴きながら帰る
教用車のドアを閉めた瞬間を区切りにする
帰宅したらすぐにお風呂に入る(資格の勉強をしていた頃によくやりました)
今はフリーランスとして在宅で仕事をしているので、違う儀式をしています。
朝はしっかりメイクをして着替え、仕事の終わりには「エプロンをつける」ことで、脳に「はい、ここから家庭モード!」と教えています。
何か一つ、「これをやったら今日の仕事はおしまい」という、あなただけの儀式を作ってみてくださいね。
今日お話しした方法の他にも、実は「仕事をたくさんしていないと不安になる」「休むことに罪悪感がある」という理由から、心の奥底で切り替えることを拒んでしまっているケースもあります。
どんなに素晴らしい手帳術やノウハウを知っても、「自分自身がどんな思考の癖を持っているのか」という現在地が分からなければ、自分の生活に応用することはできません。
環境のせいにせず、身を削り続ける毎日から卒業して、自分の意思で働き方をコントロールできる心の余裕を取り戻したい。
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