手帳を相棒にして、サッサと帰る方法3選。


手帳を相棒にして、サッサと帰る方法3選。

女性教員専門ライフコーチの蒼井櫻子です。


「早く帰りたい!」


そう思うとき、大抵の人は【時短術・仕事術を収集】するか、【手帳を買う】という行動に出ます。

もちろん、私もそうです。



現在、A5サイズのバーチカル手帳を使用している私ですが、ここに至るには長い道のりがありました。


  • ノベルティのマンスリー手帳
  • storage.it
  • 和田裕美の営業手帳
  • ほぼ日手帳カズン
  • EDiT
  • 隂山手帳
  • バレットジャーナル その他諸々


結局、私はCITTA手帳をはじめとするA5サイズ・バーチカルタイプに落ち着きました。


今回は、手帳をフル活用する方法3つをお伝えします。


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1 手帳は外付けハードディスクである

ノートも同じ理由で使っていますが、記憶媒体なのです。

頭で覚えていることが少ないと、スムーズに軽く思考・作業をすることができます。


主任に依頼された学年通信を書きながら、 


「〇〇委員会の資料もつくらなきゃいけないんだった」

「△△のテスト、どこまで考えたっけ…?」

「A先生に確認することがあったなぁ」



…と、別のタスクを頭の中で回していると、集中できませんよね。


こういったことをすべて手帳に書き出して、心おきなく目の前の仕事に集中できるようにします。


この利点は2つ。


  • 覚えない。迷わない。

見れば書いてあるので、次に何をすればいいか考えなくていい。


  • 書いていないタスクはやらない。

思い出しても、気づいてもすぐにはやらない。

手帳のやることリストに入れて、優先順位を決め直す。



2 手帳は理由になる


  • 仕事を断る理由になる。


仕事を頼まれたら、相手の目の前で「ちょっと待ってくださいね」と手帳を開きます。

手帳をマメにつける人はそんなにいませんから「この人、多忙かも」と思われたり、勘のいい人であればギッシリ書いた手帳を見て、「また今度お願いします」と言ってくれたりします。


あなたに余裕がないときや、断りにくいと感じるときは「これだけ詰まっているんですよ」と手帳をチラチラ見せてみましょう。



「やる人がいないから、私がやるしかない」と考えるのは危険です。



あなたのパワーは無尽蔵ではありませんね。

やる人がいないのは、他の人も電池切れまたはタスクが溢れている状態。


何より、依頼された側が仕事の采配について配慮する必要はないのです。

それは上司・管理職の職掌なのですから。


  • 頑張る理由になる


手帳には「自分時間でやりたいこと」「楽しみ」「習いごと」を書いておきます。

できるだけ開始時刻を書いておくといいです。


それまでに終わらせようという意識が強くなります。

目の前に人参をぶら下げるような感覚ですね。


  • 帰る理由になる


「帰る」というタスクを、時間つきで手帳に書いておきます。

さらに、手前には「職員室を出る」「車に乗る」と書き足します。


例)

16:50 職員室を出る

17:00 帰る


帰り支度を始める時間や、朝に家を出る時間も書いておくといいです。

そうすれば、間違いなく目標退勤時刻に間に合わせようとします。


職員室で、手帳を見ながら帰り支度をしていると「この人は時間を気にして動いている」と認識されるようになります。

どうしても罪悪感のある先生は「そろそろ帰らなきゃ!」と口に出しながら支度をしてみてください。

何しろ、「帰る」という超重要な用事があなたにはあるのです。



3 ウィークリーページで長期タスクを片付ける


手帳で長期のタスクを管理することができます。

長期とは、週や月をまたぐ仕事ですね。



手帳に書き込む前の準備は以下の通り。


① 年間カレンダーや大きな紙に長期タスクを書き出す。

年間カレンダーは、学校でもらえるものでも、ウェブ上でダウンロードできるものでもOK。



② 大きなタスクを「動作ベース」で細分化する。

例)図版を加工する、〇〇の資料を収集する、課題を箇条書きにする



③ 細分化したタスクを週に割り振る。

ウィークリーページに「今週は〇〇まで完了」と大きく記入。

週に割り振ったタスクを各日時に割り振る。

この時点で「〇時 図版を加工する」という予定になっています。


このとき、公式に指示された締切よりも前に【自分用の締切日】を目立たせて書きます。

公式よりも2~3日は早く出すように設定します。

当日に間に合わせたのに、修正の指示がきたら辛すぎますよね。



補足 書くところありすぎる問題


手帳が長続きしない理由の一つに「書くところがありすぎる問題」が隠れていると考えています。



マンスリー、ガントチャート、今月の目標、一行日記などなど。


手帳を書くのに不安のある人や、初めて使うという人は、ウィークリーページだけ使ってみてください。

かくいう私も、基本的にはウィークリーページだけしか見ません。

見開き1ページだけで、すべてが片付くのであちこち見る必要がないのです。


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さて、今回は先生のための手帳活用法3選をご紹介しました。



以上のような仕事の仕方を実現するために、週末のプランニングタイムに1~2時間割きます。

週の残業が10~15時間という先生は少なくないはず。

それをゼロにできるなら、コスパがいいと私は考えています。



残念ながら「仕事が終わる」ということはありません。

一つ片付けば、新たに出てくる。

次の仕事が始まるだけです。

だから、どこかで「今日はここまで!」と線引きする必要があります。

それをやってくれるのが手帳なのです。



まずは、手始めに「職員室を出る」時間を設定してみませんか?


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