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「職員室にいるだけで、なぜかどっと疲れてしまう…」 |
こんにちは。教員専門ワークライフデザイナー/ライフコーチの蒼井櫻子です。
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「職員室にいるだけで、なぜかどっと疲れてしまう…」 |
そんな風に悩んでいませんか?
私は「ド級のHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」であり、「共感覚」の持ち主でもあります。
「共感覚」とは…
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「共感覚」について統一された定義はありませんが、「ある感覚刺激を受けたときに、その刺激以外のほかの感覚が引き起こされる現象」のことであるといえます。 共感覚は、英語ではシナスタジア(「synesthesia」または「synaesthesia」)と呼ばれます。 共感覚のある人は例えば、文字を見ると色を感じたり、ある食べ物を食べるとその味に形を感じるなど、本来の感覚刺激に含まれていないはずの別の感覚を感じます。 共感覚のある人が感じるこの「別の感覚」は連想や比喩などとは異なり、 現実感をともなった体験です。 (引用元:LITALICOジュニア https://junior.litalico.jp/column/article/140/) 私の場合は、文字を物質的に捉えていたり、数字や暦に位置や角度があったりします。 |
先日久しぶりに2つのセルフチェックをしたところ、以前と比較してともに数値が下がっていました。とはいえ、相変わらず「非常に強いHSP」という結果です。
※私が使用したもの(91→81、120→109に変わりました)
かつての私は、この気質からくる「繊細さ」をうまく扱えず、周りからは「要領が悪い」「考えすぎ」「自意識過剰」と言われていました。
職員室で倒れるまで自分を追い込んでしまった理由の一つでもあるように感じます。
しかし、自分の気質をじっくり観察しながら「ある工夫」を始めてみると、繊細さへのしんどさは少しずつ軽くなっていったんですね。
卑下や極端な自責が緩和され、残業時間も8時間から0〜2時間になり、教員という仕事に気質を活かして楽しむ場面も増えました。
今回は、HSPの教員が現場で感じやすい「損したと感じること」と、HSP的困り感をやわらげてくれた手帳の活用法についてまとめます。
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学校現場における繊細さは、時に便利な場面もありますが、基本的に不便で消耗しやすいことばかりです。あなたにもこんな経験はありませんか?
職員室で電話が鳴る1秒前には「あ、鳴る!」と察知するため、誰よりも早く電話を取ってしまいがち。
新人・若手のときは「電話にすぐ出なさい」と言われました。仕事を覚えていく段階では、電話を取る、すぐ動くくらいでしか現場に貢献できないからだと理解していますし、それ自体は悪いことではないと私は思っています。
でも中堅になって、担当する業務の質が変わっていっても、電話をすぐに取ってしまう。苦情対応に当たる回数が少々多かったり、取次や伝言でちょっとした時間を失ったりしてしまう感覚がありました。
しかも、ほぼ呼び出し音が鳴らないうちに「はい、〇年 〇〇です」と出るので相手は「おっ…早いね」とビックリして、1ラリー会話が増えます。早く反応してしまうことで、余計な時間をロスして(させて)いるような気がしました。
配布プリントや会議資料の誤字脱字に気づくのがとにかく早い。
気づかなきゃいいのに文字が主張して見えてしまい、修正しようとするとレイアウト崩れの調整で大がかりに(ここは完璧主義的な気質もありますね)。
修正に30分や1時間かかることもあり、「気づかなきゃよかった…」と後悔しました。
朝のST(朝の会)で教壇から生徒を見渡した瞬間、「目が血走っているな」「なーんか様子がおかしいな」と直感し、後から本当に生徒指導案件になることがままありました。
また、ちょっとした服装違反にもいち早く気づいてしまうんです。
キャリアのほとんどを「生徒指導部」として過ごした私は、人より詳しかったこと、その役回りを求められていたこともあり、見つけ次第すべて指導。朝8時前から仕事が始まり、10時ごろには1日分働いたような疲労感に襲われました。
話を聴く気がない生徒が「目に膜を張る」様子が物理的に見えてしまうんです。神妙に聴いている振りはするけど、実際は1ミリも聴かないように心を防御している状態。
早々に私も話す気が失せるわけですが、ひとまず「指導の件(くだり)」は終えないといけないので、「この時間はなんだろうなぁ」と自分で思ってしまうのでした。
周りの先生に話しても「考えすぎだよ」「自意識過剰」と言われることがほとんど。
でも、HSPにとって「気にしない」「考えない」というのは不可能です。
普通に日常を送っているだけなのに「突然口の中にからしを放り込まれたり、耳元で爆竹を鳴らされたりしている」ようなもの。 からしを食べさせられて「辛いと思うな、涙を流すな」と言われても無茶です。
「じゃあ、どうやって教員生活を乗り切ればいいのか?」
私を救ってくれたのは、相棒である手帳です。
毎日「しんどかったこと」「困ったこと」を手帳に書き溜めて分析した結果、自分の中に2つの課題があることに気づきました。
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1の「受け取ってしまうこと」は気質なので変えられません。からしを食べたら辛いと感じるのと同じ。しかし、2の「全部に対応してしまうこと」は、自分の意識と練習で和らげることができると気づいたんですね。
そこで私は「受け取った後の対処法」を作っていくことにしました。
ワンコール待ってから出る。自分以外の誰かが出てくれたらラッキー!くらいに思うようにしました。
会計帳簿のチェックや重要文書の校正をしているときなど、集中している時は「すみません、今出られないです」と声を出して伝えるようにしました。他の先生もすぐに出られないときはそうしていることがありますよね。
言語化できなくても「なんか違う感じがする、どうした?」と本人にだけ伝える(それだけで信頼関係に繋がることもあります)。
学年主任や同僚にも「気になるので、授業のときにちょっと見てもらえませんか?」と依頼するようにしました。その後も「あの子の様子、どう?」と情報共有することができるので学級経営上も気が楽になりました。
服装違反への対応は、
今指導すると授業に遅れる
毎日のように指導している子だから、今日は挨拶だけにする
あとでまた会うから、そのときに言う
といったように、目に入ったものの7〜8割対応に抑える割り切りを意識したことで、気力・体力を調整できました。
テストや公式文書以外は、心の中で「ま、いっか」と何度も呟きます。修正に1時間かけるくらいなら、ちょっとした気持ち悪さをスルーする練習をしました。
手帳や日記に「自分が感じたこと」を記録していく最大のメリットは、「自分自身に起きていることに意識的になれること」です。
日々忙しくしている教員は、瞬間瞬間に「今のしんどかったわ!カチンときたわ」と思っても、他者へのアンテナの方がよく働くので、すぐに注目から逸れて記憶に残りにくい…。
ウィークリー手帳の空きスペースに「電話をワンコール待つ」と書いておくだけでも、行動は変わります。 週末にノートを開いて「今週は何に引っかかったかな?」と振り返り、翌週の作戦を立てることで、自分だけの取扱説明書が完成していくのです。
過剰にキャッチしてしまう自分を責めたり、無理に性格を変えようとする必要はありません。
「あ、また来たな!」と受け止めて手帳にサッと書き留め、「じゃあどうやってかわそうかな?」と自分に優しい対処法をひとつずつ選んでいきましょう。
自分らしさを責めるのではなく、自分らしさと付き合いながら、穏やかな働き方を一緒に作っていきましょう
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