元「手帳難民」の結論。マルチタスクの先生が後悔しないレイアウトの選び方。


元「手帳難民」の結論。マルチタスクの先生が後悔しないレイアウトの選び方。

なぜ毎年「手帳難民」になってしまうのか?

教員専門ライフコーチの蒼井櫻子です。

いよいよ秋の手帳商戦が始まりましたね。「今度こそ、自分にぴったりの手帳を見つけるぞ!」と、手帳売り場をさまよっている先生はいませんか?



私もかつては手帳難民で、マンスリー、バーチカル、デイリーなど、あらゆるレイアウトを試しました。その放浪歴から導き出した、手帳選びに失敗する主な原因は2つです。



  1. 手帳を使う目的、求める役割を自覚していない

  2. 自分主体ではなく、手帳に自分をはめようとする



今日は、私の経験を基に、主要な手帳 レイアウトメリット・デメリットを(きわめて主観的ではありますが)徹底解説します。

あなたの悩みに合わせて「役割」で選ぶヒントになれば幸いです。



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手帳選びの鉄則—「ワーク付き」は購入の決め手にしない


レイアウトの前に、まず一つ、手帳選びで失敗しないための大事なアドバイスがあります。



特定のワークや自己理解を促すページがセールスポイントの手帳を、購入の決め手にするのはあまりお勧めしません。



ワーク付き手帳が続きにくい理由


そういった手帳は、買った直後に「手帳を書きたい!」というピークを迎えます



一度書くだけで満足してしまい、あとは気持ちが下がっていくだけ。



しかも、一つやるだけでかなりの労力を消費しますから、そういう意味でも手帳を開くモチベーションは下がります。通年での継続が難しくなるんですね。



本当に必要なワークや内省は、その都度ノートを使って自由にやった方が、あなたの「今」の課題に合致します。



スケジュール帳で、ワークを頑張る必要はありません。



私の手帳の役割は、あくまでリマインドログ。このシンプルな役割に集中させることで、仕事の効率化を図り、生活の満足度を上げています。


あなたの悩みを解決する!主要レイアウト徹底比較


教員時間管理タスク管理の悩みに合わせて、各レイアウトのメリット・デメリットをまとめます。(※サイズはB6以上、A5以上がおすすめです。)



ここでいうメリットは解決できる悩み、デメリットは注意点くらいの感覚でお読みください。



マンスリー

おすすめ:長期タスク管理全体を概観したい

メリット:1〜2ヶ月をマクロで引いて考えることができ、長期の進捗チェックがしやすい。

デメリット:時間管理や詳細な記録には不向き。空き時間を見つけにくい。

例)コクヨ キャンパスダイアリー マンスリー ブロック 方眼罫 A5


ホリゾンタル(レフト)

おすすめ:日記文での記録をしたい人、タスク管理もしたい人

メリット:右側メモ欄が大きく、打ち合わせ記録やタスクを細分化するのに使える。振り返りに向いている。

デメリット:細かい時間管理には不向き。時間軸が横向きのため、空き時間の視覚化には適さない。どうしてもやりたいなら文字は縦書き。

例)マークス 週間レフト B6変型 ストレージイット

バーチカル(24時間)

おすすめ:時間の使い方を見直したい人、中長期のタスク管理をしたい人

メリット:時間軸が縦向きなので、時間の空白や使い方を視覚的に見ることができる。中期タスク管理が楽になる。

デメリット:とにかく狭い。翌週以降のタスク把握には、別途工夫が必要。

例)CITTA DIARY 2026 A5


デイリー(1日1ページ)

おすすめ:詳細な記録を毎日残したい人、リマインドを徹底したい人

メリット:1日ごとの詳細な記録を残せる。ST連絡事項など、未来の自分への伝言にも使える。

デメリット:最低でも見開き2日間しか見通せないため、マンスリーとの併用が必須となる。


バレットジャーナル

おすすめ:To Do管理をシンプルにしたい人、試行錯誤が好きな人

メリット:簡単にTo Doを管理できる。ハビットトラッカーやオリジナルページの作成など、自由度が高い。

デメリット:すべて手書きのため、半年〜1年以上の見通しを立てるのには不向き。


「役割」で選ぶ後悔しない手帳術


手帳迷子から卒業する鍵は、完璧を目指すことではなく、「役割」に特化して選ぶことです。



  • 長期の進捗管理が課題なら:マンスリー

  • 時間の使い方が課題なら:バーチカル

  • 日々の詳細な記録が課題なら:デイリー



教員時間管理タスク管理は複雑です。あなたの抱える最大の悩みを解決してくれる『役割』に特化したレイアウトを選び、そこに意識を集中させてください。

手帳は「自分をはめる」道具ではない


手帳は、自分を縛るものではなく、「自分を自由にする」ためのツールです。



もし「結局、どのレイアウトでどう活用すれば働き方改革に繋がるのかわからない」と感じたら、私と一緒に整理していきましょう。



無料セッションでは、あなたの課題に合わせた最適な手帳の役割具体的な使い方を一緒に考えます。お気軽にご予約ください。



また現在、新しい講座を構想中です。10月末~11月初旬にモニター募集(グループ講座と個別サポートを別々にモニター価格でお届けします)をします。



【一生モノの手帳術・手帳習慣をつくる】ための講座です。



思考や特性が一人ひとり違うからこそ、最適な手帳・ノートの使い方も習慣も違います。講座では、【自分だけの手帳術・手帳習慣づくり】をするサポートをしていきます。



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