教員専門ライフコーチの蒼井櫻子です。
この夏休みに職員室の机を整理整頓するという先生、多いのではないでしょうか?
必要な書類をファイルにまとめなおしたり、教材の残部を取りまとめたりするだけでなく、文具の在庫補充や活用法を検討される方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、教員生活に不可欠な文具の「仕事をラクにする活用法」に焦点をあてて考えてみます。
記事の最後には、私が気に入って使っていた文具のアフィリエイトリンクを載せておきますので、気になった方はご覧になってくださいね。
百均にも多く陳列されていますが、メモや伝言に使う方が多いと思います。
ただ、難点が一つあります。
失くしやすいことです。
風が吹いたり、貼り付けた傍を人が通ったりしたら、すぐに床に落ちてしまいます。
気づけば、人の足跡がついていて、捨てて書き直すしかないような状態になりますよね。
だから、長くとっておく情報は付箋に書かないほうがよいのです。
その大前提を踏まえて、活用法は2つ。
一つ目。情報を一時避難させる場所。
付箋は、パッと思いついたけど今後思考の整理が必要なものや、依頼された仕事の情報を一時避難させる場所として使うのです。
内容をまとめ、作業予定を決めてから手帳に書き写すころには、目的・内容・手順が整理されているので、仕事がスムーズになります。
結果、ものを探したり、再度誰かに確認したり、考え直したりする時間が少なくなるというわけです。
二つ目。翌朝の自分に伝言する。
電話の内容や分掌の業務について、上司や同僚に伝言するときにも付箋を使いますよね。
私は、翌朝の自分にも伝言していました。
書くのは、前日の退勤直前。
退勤するときには、翌朝の出勤直後にやることをデスクに並べておきます。
もともと、私の朝のルーティンは決まっていました(鞄を開ける、手帳を広げる、タスクを確認する)が、その時間が惜しいこともあります。
何よりもまず急ぎでやること、忘れずに朝のうちにやることは付箋に書き、デスクの真ん中や教材の上に貼っておきました。
印刷!
提出!
〇〇に渡す!
一晩くらいですから、どこかへ飛んでいくことはほとんどありませんが、心配な時はマスキングテープで固定することもありました(;^_^A
翌朝やることを前日のうちに決めておくということは、帰宅後に仕事について考える時間を減らしてくれます。
「あれやらなくちゃ」
「あの人に言わなくちゃ」
こういったハラハラをなくすために、退勤直前に翌日にtodoを確認し、未来の自分に伝言しておくのです。
それでも、帰宅後に思いついたことがあれば手帳に書きこんで終わりにします。
私たちが人生で初めて付箋を使うのは、おそらく長方形・短冊形の付箋だと思います。
私は、社会科・地歴公民科の教員でしたから、国数英や小学校の先生と比べれば点検するものは少なくすることができました。
ただ、私は【提出日】ではなく【提出期間】を設けていたので、ちびちび点検しては返すということをやっていました。
また、他クラスの志望理由書や小論文を添削することもあり、同僚に「返却お願いします」と依頼することが多かったのです。
そこで、短冊形の付箋に【返却お願いします 蒼井】(写真はイメージ)というスタンプ(学校の出入り業者さんにお願いして作ってもらいました)を押して渡すようにしました。
同じ文言を書かなくていいので楽でした。
もちろん、返却依頼が続く時期がありますが、ありがたいことにみなさん快諾してくださっていました。
もっと小さな付箋は、「未定の予定」を手帳に書くのに役立ちます。
やるのは決まっているんだけど、日時は確定していないタスクがありますよね。
それを書いて、該当する時期に貼り付けて、必要があれば動かすという方法をとっていました。
今日は、付箋に絞って私の文具活用法をお届けしました。
ポイントは、文具に役割を与えることだと思います。
すると、「何に書こう?」と探したり考えたりするエネルギーを減らせます。選択する回数や選択肢が多くなると、疲れちゃいますよね。
ストレスフリーに働くために、文具の力を借りてみてはどうでしょう。
私が気に入って使っていた付箋は、こちらです。よければご覧くださいね。
▼強粘着ポストイット(正方形)
▼強粘着ポストイット(長方形、見出し)
▼ココフセンカード
次回は、教員のためのノートの使い方について紹介しますね。
・ノートの指導はしたほうがいい
・授業準備ではノートを使わない
・ノートは2冊に絞る
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