11年前の今ごろ、 私は職員室から運び出され 隣にあった和室で泣いていました。 ドラマのようにバタッと倒れた …のではなく、 しゃがみこんだまま 自力で立ち上がれなくなった。 というのが正確な表現です。 鬱の診断は、その直後。 飲まない。 食べない。 トイレに行かない。 寝ない。 ガリガリに痩せて 1日16時間以上働いたのですから 当たり前です。 直接的な理由はパワハラですが、 モラハラ気味な恋人との関係も最悪。 どこにも逃げ場がなく 鬱になったのは必然だったかもしれません。 でも実は、おかしくなったのは 初任のころから。 3年目の上司がダメ押しになっただけ。 ・終わらない授業準備。
・ベテランの仕事を肩代わり。
・休日に管理職の接待。
・教職員間の噂話。
・苦情対応、登下校指導。
・実質主顧問の部活。
・校内の勢力争い。 今思えば、授業準備に終わりはないし ベテランに別の仕事を依頼すればよかった。 先輩の呼び出しも断れたし 噂話の好きな先生から離れればOK。 苦情対応がうまくなることを おもしろがることができたし 地域住民に文句を言われない 完璧な登下校指導なんてない。 部活は勝手に休日を作ればよかったし、 校内闘争から抜け出す方法なんていくらでもあった。 最大の問題は、私の思考のルール。 ・すべて完璧でなければならない。
・常に優秀で誰にも文句を言われてはならない。
・何にでも全力でなければならない。
・手間をかければ思いは伝わる。 手帳を使って働き方改革をしよう!と 意気込んだものの、2~3時間の短縮ですぐに頭打ち。
(22~23時退勤が20時に縮むのはそれはそれでいいのですが) その後、ジャーナリングしながら気づいたのが 「働きすぎる思考」の存在です。 無意識に無理をすることばかり 選んできたことに気づくと 「本当にこの仕事、必要?」 「ここまでやる意味ある?」 「生徒の考えるチャンスを奪っていないか?」 正しい、生徒のためだと思って やってきたことが 次々に「不要」なタスクになりました。 手間を省く新しいアイディアで 精度の高い仕事ができたときは最高な気分…! そこから生まれたのは自信です。 どうにでもできる。 自分なら大丈夫。 自己肯定感が上がり、 仕事で新しい取り組みをするのが おもしろくなっていきました。 プライベートでも好きなことができる。 仕事でも好きなことに集中できる。
その後、残念ながら 妊娠・流産を機に鬱をぶり返しましたが 「多分よくなる」と何だか楽観的。 思い切りお休みさせていただくという 判断をすることで しっかり体調をととのえることができました。
1日16時間働いて鬱になった教員が 好きな時間・定時で退勤し 仕事もプライベートも 思い切り楽しめるようになった。 私は頭の回転が速いわけでも PCスキルが抜群に高いわけでも 仕事術・時短術をたくさん知っているわけでも なんでもありません。 先輩に教わったことを 「世の中はこういうもんなんだなぁ」と 鵜呑みにしてしまっていた どちらかというと自己肯定感が低く 主体性のないぼんやりとした教員でした。 働き方を変えていくのに 能力は関係ないと思っています。 人の能力は、一生伸びます。 またあなたが短所だと思っていることも 条件によって長所になり 穏やかな働き方を実現する 立役者にだってなってくれるのです。 【先生のためのプランニング講座】で 「自分も変われるんだ」という 自由に満ちた感覚を体験しませんか? 受講生さんの感想はこちら 👉小学校・30代 👉小学校・50代 講座の詳細と個別相談(無料)は👉こちらからどうぞ。
あと3名様です。 |